【資格】2020年秋期プロジェクトマネージャ試験結果
2020年秋期プロジェクトマネージャ試験の結果について
今更ですが、2020年10月に受験した情報処理技術者試験ープロジェクトマネージャの結果について残しておきます。
不合格でした(´・ω・`)
午前Ⅱ、午後Ⅰはクリアですが、午後Ⅱがダメでしたね。
手ごたえは悪くなかったんですが、うーん残念。
プロジェクトマネージャ試験の振返りと分析
プロジェクトマネジメント上でも、PJの振り返りは重要。
と、いうことで、試験について振り返ってみました。
■今回の試験(2020年秋期)についての分析
今回のプロジェクトマネージャ試験全体としては、下記のような値でした。
(括弧内は前回比増減)
・応募者数:9,672人(̠△45.0%)
・受験者数:6,276人(64.9%)
・合格者数:948人(15.1%)
参照:IPA-統計資料
特徴としては、応募者数の数ですね。
前回と比べ、約半分程度の応募数となっています。
また、プロジェクトマネージャに限らず、他の高度試験(データベース、エンベデッド、システム監査)も、応募者数は軒並み前回比40%程度減となっています。
■応募者減の要因について
原因としては、やはり新型コロナの影響でしょうね。
通常春期に実施される試験群が秋期にスライドして、勉強スケジュールの変更を余儀なくされたり、そもそも直接コロナの影響を受けて受験どころではなくなった、というケースが想像されます。
合格者割合は例年程度なので、難易度はそれほど変わっていないと思われます。
PM試験の所感
やはりヤマ場は午後Ⅱ試験
今回は午後Ⅱが合格基準に達していなかったため、不合格という結果でした。
やはり、午後Ⅱの小論文が一番の関門というところ、でしょうか。
私は他の高度試験(ITサービスマネージャ/小論文あり)に合格しているんですが、それでも同じように、とはいかなかったですね。
現在はまた別の勉強(中小企業診断士)を勉強中なので、来年の受験については要検討ですが、いずれはまたリベンジして、しっかり形に残したいですね。
合格された方は、おめでとうございます!
残念ながら不合格だった皆さま、次回も頑張りましょう( ・ㅂ・)و̑ グッ
「意識を変えると見える世界が違う」という話
久しぶりの投稿です。
明けましておめでとうございます。
今年はもう少し更新したいですね…。
コンビニに入ったら、何を見ていますか?
さて、最近色々インプットしているときに、ふと以前考えていたことを思い出したので、備忘的に記述。
「意識を変えると、世界が違って見える」という話です。
例えば、コンビニで買い物するとき。
普通、欲しいものがあるかどうかを探して、あるいはちょっと目についたものをついでに買ったりして、店を出る。
それぐらいだと思います。
しかし、「別の目的」を持ったうえで入店するとどうでしょうか。
例えば、商品開発の人であれば、他店の商品研究の視点で商品をチェックするかもしれません。
マーケターの人であれば、最近の売れ筋を。
デザイナーの人であれば、パッケージのデザインを。
設計分野の人であれば、棚の位置と動線をチェックするかもしれません。
目に入ってくる情報は同じですが、「何に意識を向けるか」によって、得られるナレッジは随分と違ってくるわけです。
実際の業務でも、「視点」「視野」「視座」を意識しよう
日々のお仕事の中でも、漫然とルーチン業務をこなすのは、上述の例で言うと「コンビニで必要なものだけ買って出てくる」ようなもの。
しかし、意識を変えると、日々の業務の中にも様々な情報が隠れています。
例えばコールセンターの業務だとすると、プレイヤーの視点だけで業務をこなしていると、目の前の問い合わせにどう応えるか、ということだけに目が向きがちです。
しかし、例えばマネージャーの視点としては、サービスレベルであったり、センターの運営レベルに意識が向くはずです。
さらに言えば、「将来、コールセンターを立ち上げたい!」という目標を持ったうえで業務にあたっていたとすれば、1本のコールから得られるものも違ってきます。
よく、企業のマネジメント研修などでは「視点」「視野」「視座」という話が出てきますが、。
- 視点:何を見るか
- 視野:どこまで見るか
- 視座:どの立場で見るか
何となく自分の仕事に停滞感を感じていたり、あるいは上司と話がかみ合わなかったりしたときには、
「自分はどの"視点""視野""視座"でモノを見ているか」
「違う見方はないか」
「相手はどの見方をしているか」
ということを意識してみると、今までとは違った世界が見えるかもしれませんよ。
「デザイン経営」という新しい手法 #デザイン経営2020
先日、株式会社ロフトワーク主催のWEBセミナー
「デザイン経営2020- Withコロナ/Afterコロナを創造的に生き抜くには?」
を受講しました。
そこで「デザイン経営」という手法/考え方について学んだので、備忘メモ。
デザイン経営とは?
近代の経営=「科学的経営」
科学的合理主義に基づく経営で、工場経営的な経営モデル
→社会、組織が複雑化し、近代モデルが限界になってきている
→次世代モデルとして、「イノベーション」「ビジョンの更新」などのためのデザイン経営
デザイン経営の特徴
- デザイナーが経営層(最上流工程)に参画する
→「ビジョンを具現化する」役割
- デザイン思考・デザインのプロセスを経営に取り入れる
デザイン経営の強み
- 企業体質の強化
→ビジョンの更新やイノベーションといった、組織としての新陳代謝を図れる
- 文化を生み出す
- 新しいドメイン(事業領域)を発見できる
デザイン経営の弱み(難しさ)
- 利益との関連性が説明しにくい
→直接、あるいは直ぐに利益に結び付くものではない
- 効果を定量化しにくい
→効果や利益を数値で測ったり、あるいはKPIといった指標が取りづらい
所管
例えるならば、デザイン経営は非常に「東洋医学的」な経営、という印象でした。
- 西洋医学:投薬や手術などで、体の悪い部分に直接アプローチして治療
→科学的経営。予算やKPIといったデータ分析から
悪いところ(不採算、非効率)を洗い出して対処。
- 東洋医学:体の不調を内側から根本的に治す
→デザイン経営。企業体質の強化、全体最適。
個人(人間)でも同じように、西洋医学・東洋医学どちらが優れているというわけではなく、科学的経営とデザイン経営両方の手法なりエッセンスなりを上手く使い分けることが必要かな、と。
ただ、企業として長生きするためには、根本である体質強化を図る必要があり、その意味ではこれからデザイン経営についてのニーズは高まってくるんじゃないかな~、と思いました。
自分は今現在は主にプロジェクトマネジメント系ですが、更に上流となった場合には是非デザイン経営を取り入れたいものです。
【プロマネ】「期待を超える成果」はNG?
一般的には「期待を超える」は歓迎される
ビジネスにおいてよく言われるのが、「相手の期待に応える」だけではダメで、いかに相手の「期待値を超える」かが重要である、というものです。
たしかに、お客様対応においても、相手が期待している以上の対応をすればCS(顧客満足度)は向上するでしょう。
よくテレビなどで企業のサービスについて特集される際も、「そこまでやるのか!」といった、手厚いサービスなどについて取り上げられる場合が多い気がします。
あるいは会社内においても、上司からの指示に対して+αの付加価値を生み出せる部下は、やはり評価されますよね。
(期日より早く成果物を提出する、言われたこと以上のクオリティを生む、など)
プロジェクトマネジメントにおける「期待を超える」はNG
一方で、プロジェクトマネジメントにおいては、この「期待を超える」=必要以上の機能や性能を提供する、という行為は「金メッキ(Gold Plating)」と言われており、禁則事項とされています。
一般的に「期待を超える」が美徳とされている、特にCtoCに慣れた人などからすると、「なんでダメなの?」となりそうですが。
プロジェクトにおける大原則として、QCD(品質、コスト、納期)の目標達成が挙げられます。
この三点は基本的にトレードオフの関係にあるため、品質を上げようとするとコストがかさみ、納期厳守でテストやレビューをおろそかにすると品質低下を招きます。
なので、プロジェクトマネジメントではこのQCDのバランスマネジメントをしつつ、要件定義で顧客と合意したQCDを達成することが至上命題となるわけです。
従って、PMBOK的なプロジェクトマネジメントに従う限り、「(顧客の)期待を超える」はあり得ない、ということになります。
(なぜならば、「当初の期待を超える内容」はスコープの変更としてスコープ・マネジメントが行われ、QCDの調整が行われ、受入となるとそれは"期待する内容"に包含されるため。)
プロジェクトマネジメントにおいては、目指すべきは「期待を超える」のではなく、
- しっかりとした品質計画をつくる
- 決められた指標をクリアするため、工夫・効率化する
- 事前に定めた品質を達成する
これらを通じて品質マネジメントを行うことが重要である、と言えます。
情報処理安全確保支援士に更新制導入へ
先日5/15、IPAより情報処理安全確保支援士が更新制になるとの発表がありました。
「情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律」の施行に伴う施策のようですね。
正直、情報処理安全確保支援士はイマイチ影が薄いというか、一応「士」業ではありつつも、登録するメリットが薄いと感じていました。
(なので、有資格であるけれども登録はせず。)
しかし、セキュリティ分野は今後も需要は増してくると思われるので、この法整備により少しは地位向上するのであれば嬉しいですね。
TQM(総合的品質管理)が気になる
サービスデスク運営に必要なドキュメント一覧
備忘録として。
ITサービスマネジメントの教科書と言えばITIL。
ITILはすっきりと体系だってまとまっているのが良いところです。
が、教科書の内容を実践するには、やはり実務の泥臭いレベルに落とし込まないといけません。
私は運用、ITILのサービスライフサイクルで言うところの「サービスオペレーション」に携わる期間が長かったので、
運用、特にサービスデスクで必要なドキュメントやシステムをまとめました。
運用(サービスオペレーション)に必要なドキュメント等
組織・体制
・体制図
・メンバスキル一覧
業務プロセス
・業務一覧
・運用フロー(部内/部外)
・業務マニュアル(作業手順書)
・システムマニュアル(各システムの操作マニュアル)
制度・ルール
・サービスレベル合意書(SLA)
・運用レベル合意書(OLA)
・障害対応マニュアル
・課題管理一覧
・ヒヤリハット一覧
・クレーム一覧
・用語集
・変更管理一覧
・各種テンプレート
・メール
・作業手順書
・スケジュール(WBS)
・打合せ議事録
・障害告知文
・ユーザ向けテンプレート
システム
・機器管理台帳(資産管理システム)
・ナレッジ管理システム
・サービス要求管理(対応履歴)
・インシデント管理(対応履歴)
・変更要求管理
・FAQ
職場環境(オフィス、設備、機器、人材)
・ルールブック
・教育訓練用教材(OJT資料)